タバコについて


 喫煙により肺ガンになったという患者がJTを健康損害の危機性を十分に表示せず売っていたとして賠償請求したが、裁判官はタバコは酒ほどの依存性は高くないとして被告側には罪はないとした(このあと表示が出るようになったんだけど)。

 喫煙者は1日で10本以上吸うと体に悪いと思いたいようだが、朝の1本目が一番悪いのだよ。
 喫煙者はタバコで精神が安定するとしている。タバコなしでは安定しないのに。次に自己中心的にタバコを求める。殺してでも奪おうとするほど過酷ではないけど飢えている。そして喫煙によって感受性が損なわれる。子どもの純粋な心から離れてゆく速度が早まる。
 タバコを批判するにガンを引き合いに出しても途方もない。ガンとは細胞の奇形化した最終的な姿であり、副流煙の直接的影響は主に喉頭ガンか肺ガンぐらいだろう(それにガンの原因はアトモスフィア全体にある)。ひとときの快楽のためにそれ以上の苦しみを被るということを問題としよう。精神を飛翔させたあとに制限させるニコチン・アルコールの壁を取り払うことができたら精神の世界は広がる(元に戻る)。
 サティー 『サラバンド』
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