優しさ

優しさが抜けてる世代がある。優しさとは繊細さの現れで、繊細さとは細胞の緻密さに因るもので、それは進化を意味するものでもあるが、『好き避け』とか『厳しさは愛である』だとか、真逆の行為を繰り返すから文明が近代化すると「優しさ」は弱さや悪徳に成り下がってしまう。それはむしろ悪い兆候である。

慈悲深さや優しさは人を救うし、人を犯罪者に育てることもないが、文明化が進むと何故か人はありのままを忘れてしまい、こころが頑張らないといけなくなるので、文明化が進むと人間は退廃的になる。もはや「退化」と見做してもいいような姿をしてる。